NIKKEI 100年の資産形成

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2024年、シン時代へ

あなたの資産形成を応援 お金のプロからのメッセージ

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今年から新NISAも始まり、ますます「貯蓄から投資へ」の機運が高まることが予想される。お金のプロは2024年の資産形成の在り方をどう見るのか。「シン時代」の資産形成を学び、お金の知識をアップデートしてほしい。

シュローダー・インベストメント・マネジメント

いま始めることで、
新時代を乗り切る長期の資産形成を

黒瀬憲昭氏の写真
シュローダー・インベストメント・マネジメント 代表取締役社長
黒瀬 憲昭

世界がインフレ・金利上昇へと大きく転換しようとする中、資産運用の重要性は増しています。NISA制度がより使いやすくなる今は資産形成を考えるチャンスです。

シュローダーの本拠がある英国では、NISA制度のモデルとなったISAで成人の約半数が資産形成をしており、ISA億万長者と呼ばれる人もいるのをご存じでしょうか。心強い事実ですが、こうした成功は、20年を超えるような長期投資によって実現しています。いま始めることが、将来につながります。

時間を味方に投資先を分散することで、リスクを抑えた資産形成も可能ですが、どのような方法が適しているかは千差万別です。賢く投資判断できる力を養うことに加え、投資信託の活用や投資判断への助言など、上手に専門家を使うことをお勧めします。

今年、シュローダーの日本拠点は50年目を迎えます。投資家の皆さまに卓越した投資成果をお届けできる資産運用会社であり続けるため、更に専門性を磨いてまいります。

ピムコジャパン

プライムタイムを迎えた
グローバル債券投資

正直知哉氏の写真
ピムコジャパンリミテッド 共同代表者 アジア太平洋共同運用統括責任者
正直 知哉

30年に及んだデフレが終焉(しゅうえん)。インフレのもとゼロ金利の預金は実質価値が目減りするため、資産運用による購買力の維持・向上が待ったなしです。ここ数年の円安を受け資源を含む輸入品価格は大幅上昇し、海外旅行も多くの人には高根の花。円安は家計にとって購買力毀損のリスクであり、外貨資産への投資がその備えとなりえます。

重要なのは分散投資。外貨資産が一部のIT関連株に偏っていませんか。債券には、定期的な利息収入に加え、株式などリスク資産に対するポートフォリオ分散効果が期待できます。この先グローバル経済は景気とインフレともに減速が見込まれ、債券の魅力が増しています。債券は投資開始時点の利回りが将来リターンの指針と考えられますが、現在のグローバル債券利回りは十数年来の高水準にあり、高格付け債券を中心に良好なリターンが期待されます。債券の中でも分散が重要であり、個別債券への投資でなく投資信託の活用が有効です。