ゼニス、革新への挑戦 Episode2 「革新を内に秘めた3針モデル、デファイ(挑戦)クラシック登場」
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昨年登場した「デファイ エル・プリメロ21」は、
100分の1秒単位の正確な計測を可能にしたクロノグラフとして大きな話題となった。
その革新的機構を収める、ファセット(切子面)カットを施したケースに3針の自動巻きムーブメントを搭載した
「デファイ クラシック」が今年、発売された。
ベーシックな機構であっても、ゼニスらしい高精度をかなえる革新技術が潜んでいる。


このコンテンツは2018年10月に公開されました

大胆なフルオープンのダイヤルは、2017年から始まったゼニスの新しいデザインコード。星型のフレームの下にムーブメントのパーツが積層する様子をのぞかせ、豊かな立体感と奥行き感を創出する

大胆なフルオープンのダイヤルは、2017年から始まったゼニスの新しいデザインコード。星型のフレームの下にムーブメントのパーツが積層する様子をのぞかせ、豊かな立体感と奥行き感を創出する

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話題のデファイにベーシックな3針モデルが登場

ゼニスは100分の1秒計測が可能なデファイ エル・プリメロ21で、クロノグラフ機構を革新した。同時に、その外観はゼニスに新境地をもたらした。ファセットカットを施した、少しレトロでダイナミックなケースのフォルムと、大胆に内部のメカニズムをのぞかせるフルオープン・ダイヤルである(デファイ エル・プリメロ21の詳細はEposode1を参照)。

今年、新たに登場したデファイ クラシック(写真左)は、このデファイのドレスコードを受け継いだ、ベーシックな3針モデルのコレクションだ。デファイ エル・プリメロ21のケースが44mm径と、大型で強く存在感を主張しているのに対し、デファイ クラシックは41mm径と、適度なサイズ感が与えられた。シンプルな機構と相まって、ビジネスシーンでも使いやすい。

ケース素材は全てチタンを使用。軽量になって、着け心地は極めて快適である。全体がサテンで仕上げられ、チタン独特のグレーの深みが増して、レトロな印象を強めている。

ソリッドなダイヤル仕様は、よりレトロな印象に。光輝く鮮やかなブルーでモダンさをプラス。格子状の凹凸を施したラバーストラップが、スポーティーな印象を高める。ケースは薄く、シャツの袖口への収まりが良い

ソリッドなダイヤル仕様は、よりレトロな印象に。光輝く鮮やかなブルーでモダンさをプラス。格子状の凹凸を施したラバーストラップが、スポーティーな印象を高める。ケースは薄く、シャツの袖口への収まりが良い

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フルオープンのダイヤルはグラフィカルな星型のフレームを残し、デザイン性が高い。日付表示のディスクも、数字だけを残したフレーム状。ゼニスのマイクロ加工技術の高さをうかがわせる。ダイヤル外周にはめ込まれた、チャプターリングのブルーが絶妙な指し色となり、レトロなフォルムにスタイリッシュで現代的な雰囲気を添える。

ソリッドなダイヤル仕様(写真右)も用意されている。繊細なサンレイ(放射状の)仕上げを施したブルーのダイヤルは光沢のある質感で、色鮮やかな仕上がり。光の具合で色の濃淡が変化するニュアンスの豊かさも魅力的だ。丁寧に仕立てられた、このブルーダイヤルが、ケースのレトロな印象をわずかにモダンなものにする。

1960~70年代製のモデルを見るかのような、デファイ クラシックの上質なヴィンテージ感の創出には現代的な味付けが不可欠なことを、ゼニスはよく心得ている。フルオープンもソリッドなダイヤルも、過剰な大胆さはなく、レトロすぎることもない。絶妙なバランス感覚で、デファイらしい個性がベーシックな3針モデルに与えられた。

デファイ クラシックに搭載されるエリートの3D CAD画像。フルオープン・ダイヤルに合わせて、ムーブメントも大きくオープンワークされている。青紫色のパーツが、脱進機を構成するシリコン製のガンギ車とアンクルだ

デファイ クラシックに搭載されるエリートの3D CAD画像。フルオープン・ダイヤルに合わせて、ムーブメントも大きくオープンワークされている。青紫色のパーツが、脱進機を構成するシリコン製のガンギ車とアンクルだ

進化した、自動巻きの名機エリートを搭載

ゼニスは1865年、スイス時計産業の中心地、ル・ロックルに創業。時計製作のほぼ全てを集約する、この街で初のマニュファクチュールとして150年以上の歴史を紡いできた。自動巻きクロノグラフ・ムーブメントの傑作、エル・プリメロを筆頭に、多様な時計機構を自社で製作できる高度な技術を有する名門。

デファイ クラシックも自社製ムーブメント「エリート」を搭載する。同機が発表されたのは1994年。ローターの軸受けに回転効率と耐久性に優れるボールベアリングを用いた、現代的な自動巻きだ。その厚みは、わずか3.88mm。薄型であっても様々な機構の追加を可能とする余力を持つ、汎用性に優れた高性能機でもある。付加機構を持たない場合、余力は安定した駆動供給をもたらし、計時の精度を高める。

そんな自動巻きの名機が今年、シリコン製脱進機へと進化を果たし、デファイ クラシックに搭載された。脱進機とはアンクルとガンギ車から成る機械式時計のキーパーツ。テンプの振動に準じて左右に動くアンクルが、ゼンマイからの駆動力を得て回転するガンギ車を「止める・進める」動作を繰り返すことで正確な時をカウントする仕組みだ。

フルオープン・ダイヤルにも、ブレスレット仕様を用意。ケースもブレスレットもチタン製だから、着け心地は極めて軽快。搭載するエリートは薄型設計。それを収めるケースも薄く仕立てられ、袖口への収まりもいい

フルオープン・ダイヤルにも、ブレスレット仕様を用意。ケースもブレスレットもチタン製だから、着け心地は極めて軽快。搭載するエリートは薄型設計。それを収めるケースも薄く仕立てられ、袖口への収まりもいい

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まさに時計の心臓部とも呼べる脱進機を、シリコン製にするメリットは実に大きい。シリコンはICチップの基板にも用いられるハイテク素材の一つ。一般的な時計部品で用いられる金属よりも、はるかに軽いため、駆動効率を高め、精度を安定させる。しかも磁気の影響を受けない。

シリコンは超精密成型も可能とする。原料となるシリコンウェハーの表面にフォトリソグラフィーと呼ばれる技術で設計図を転写しマスキング。その周囲をプラズマ技術でエッチング加工して作られるシリコン製の脱進機は、設計図どおりの形状がミクロン単位レベルの精密さで得られる。理想的な形は時計精度を大きく高める。

アンクルとガンギ車との接触面も、金属製とは比較にならないほど、なめらか。摩擦を軽減するための注油を不要とし、金属製脱進機では避けられなかったオイルの劣化による精度低下を招かない。

3針+日付表示のベーシックな機構のデファイ クラシックには、ゼニスらしい革新的な先進技術が潜んでいる。

60年代後半に生まれた初代デファイ。ベゼルとケースを多方向にファセットカットし、複雑で立体感豊かな造形美を表現していた。リューズ内のダブルシーリングや外側のナット構造による300m防水は当時、革新的だった

60年代後半に生まれた初代デファイ。ベゼルとケースを多方向にファセットカットし、複雑で立体感豊かな造形美を表現していた。リューズ内のダブルシーリングや外側のナット構造による300m防水は当時、革新的だった

革新への挑戦を象徴するデファイという名前

昨年、新コレクションに冠されたデファイという名は、ゼニスの歴史を遡ると1960年代後半に見つけることができる。リューズ内に独自の二重のシーリングを採用し、当時としては画期的な300m防水を実現したモデルの名である。デファイとは「挑戦する」「歯向かう」の意。ゼニスが考案した革新的な防水機能を象徴するのにピッタリなモデル名だと言えよう。

初代デファイはケースのフォルムも革新的だった。ベゼルは多角形を表し、ケースの上下とサイドをファセットカットした、それまでにはなかった豊かな立体感を創出した。

この複雑なフォルムは当時の加工技術としては意欲的な試みだった。初代デファイで用いられたケースのファセットカット技術は、後に最初期のエル・プリメロ搭載モデルにも転用された。現行のデファイ コレクションのケースのフォルムは、このエル・プリメロ機がモチーフ。ゆえに見る人にレトロな印象を与える。

100分の1秒クロノグラフ、デファイ エル・プリメロ21に今年追加された新色。フルオープン・ダイヤルにのぞくムーブメントパーツの一部が、鮮やかなブルーに染められた。ストラップにもブルーを用い、さわやかな印象を誘う

100分の1秒クロノグラフ、デファイ エル・プリメロ21に今年追加された新色。フルオープン・ダイヤルにのぞくムーブメントパーツの一部が、鮮やかなブルーに染められた。ストラップにもブルーを用い、さわやかな印象を誘う

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そして2017年、ゼニスは革新的なクロノグラフをリリースし、デファイの名を復活させた。前述したデファイ エル・プリメロ21である。

このモデルの革新性は100分の1秒計測が可能であることだけではない。ムーブメントの構造自体も極めて革新的だ。100分の1秒計測専用と、時刻表示および10分の1秒計測を担う2つのクロノグラフ・ムーブメントを一体化させ、さらに自動巻きにしている。2つのクロノグラフ機構の完璧な同期こそが、デファイを名乗るにふさわしい革新への挑戦である。

今年登場したデファイ クラシックも、シリコンで脱進機を、より高精度に革新した。ゼニスはこれまで数々の精度コンクールで優勝してきた実績を持つ。高精度の追求も、ゼニスの伝統であり革新性の表れ。

それらを受け継ぐベーシックな3針モデルのデファイ クラシックは、チャレンジ精神旺盛で改革を恐れないビジネスマンの腕にこそ、ふさわしい。

ムーブメントの名機、エリートを搭載したデファイ クラシック

このムービーで度々映し出される、フルオープンのダイヤルの9-10時位置に見えるブルーのパーツが、シリコン製のガンギ車。
ルビーの爪石が備わるシリコン製のアンクルが、ガンギ車を制御している動きも映像で見て取れる。

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