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10月4日は証券投資の日! もっと知りたい! 資産形成 将来の備えを考える座談会

Oct. 21, 2019

人生100年時代に向け、定年後に年金や貯蓄をベースに暮らす期間が以前より長くなっていくなか、将来に対する不安も増している。老後資金は足りるのか、対策としての資産形成はどうやって行えばいいのか。そこで悩める20代・30代・50代の資産形成との向き合い方を、確定拠出年金アナリストの大江加代氏に聞いた。

(本コンテンツは2019年10月3日付、日本経済新聞(朝刊)で広告特集として掲載したものです)

登場人物

  • 大江加代氏の写真
    大江加代
    確定拠出年金アナリスト
    オフィス・リベルタス取締役。法成立前から10年以上企業型の確定拠出年金の現場に関わり、のべ25万人に対する投資教育の企画・運営に携わる。
  • ハナコちゃんのイラスト
    ハナコちゃん
    キャリア若手女子
    入社5年目。仕事にも慣れてきた27歳。お買い物が好きで給与のほとんどはカードの支払いに消えてしまう。実家暮らしのお嬢様だが、わりと慎重派。
  • タロウ課長のイラスト
    タロウ課長
    働き盛り30代男子
    先輩格のチームリーダー。仕事にやりがいを感じている36歳。共働き夫婦で3歳の息子がおり、将来の教育費用も気になっている。
  • ヨシオ部長のイラスト
    ヨシオ部長
    みんなのまとめ役部長
    部長としてみんなをまとめる頼れる存在。人生100年や老後という言葉を多く聞くようになり、何かしなければと考えはじめたところ。

資産形成の第一歩は国や会社からもらえるお金を知ることから

ヨシオ部長

ニュースなどで人生100年時代という言葉を耳にする機会が多くなりました。これからは長生きする期間が伸びることで、老後資金を準備しておかなければいけないということはなんとなく分かります。しかし私のような退職も間近に迫ってきている世代が、資産形成とどう向き合えばいいのかいまいち分からなくて。

大江

まずは年金や退職金など、国や会社から受け取れるものを確認しましょう。

ヨシオ部長

国からもらえる年金は、どうすれば確認できますか?

大江

50代なら誕生月に届く「ねんきん定期便」で、将来の年金見込額が確認できます。受給開始時期を後ろにずらすことで受給額がアップする仕組みを広く知ってもらおうと、今年から下のイメージ図が加わりました。

新しい「ねんきん定期便」には
受給を繰り下げた場合のイメージ図が加わった

  1. 年金の受給開始時期は、60歳から70歳まで選択できます。
  2. 年金受給を遅らせた場合、年金額が増加します。
    (70歳を選択した場合、65歳と比較して最大42%増)
ヨシオ部長のコメント「受給開始時期を遅らせると年金額が増えるんだ!」

出典:日本年金機構

ヨシオ部長

年金の受給開始時期が選択できること、また70歳まで受給開始を遅らせた場合にもらえる年金が最大42%増えるということ、初めて知りました。

大江

年金を受け取るタイミングを後ろにずらす場合、70歳までのお金の準備を重点的に考えることになります。会社からもらえる退職金も、その額だけでなく受け取り方法の選択肢もチェックしましょう。そうすると、退職後も働く、あるいは自分の貯蓄で70歳までの生活資金をまかなう、といった具体的な対策を考えることができます。

生活スタイルによって必要な老後の生活資金は変わる

ヨシオ部長

ちなみに、老後って目安として月々どれくらい生活資金がかかるものなのでしょうか。

大江

どれくらいかかるかは、人によって異なります。例えば東京の賃貸に住んでいる場合と、地方の持ち家に住んでいる場合では、毎月の住居費などは違ってきますよね。一方で地方は車社会なので、ガソリン代など、車の維持費が多くかかるかもしれません。現在の暮らしの延長線上に老後の暮らしがあることを考えると、現役時代の生活資金の7掛けがひとつの目安とされています。今の「家計の見える化」出来ていますか?

タロウ課長

うちは共働き夫婦なのですが、お互いの収入がいくらなのか、毎月どれくらい出費があるのか、ほとんど話をしません……。家賃は僕が支払っていますが、妻が食費などの生活費にどれくらいつかっているのか、まったくわかりません。夫婦間でお金の話をしっかりしたほうがいいのでしょうか?

大江

それが理想ではありますね。ただ、共働き世帯の家計管理の方法はいろいろあります。タロウさんのように家賃や食費などの費目別に分ける場合であれば、それぞれいくらくらいかかっているのかをお互い把握しておくことでも十分だと思います。また、夫婦間で家計簿を共有できるアプリなどのツールもありますから、自分たちができる範囲で家計の見える化に取り組むことが大切です。

時間を味方につけて少額・積立投資を行う

タロウ課長

僕はまだ現役ですが、今から始めたほうがいいことって、何があるのでしょうか?

大江

若い方は時間を味方につけることができるので早めに積立投資に取り組むことをオススメします。毎月の投資に回すお金が少額であったとしても、年数を重ねることで資産を積み重ねていくことができます。例えば投資先として世の中に役に立つ商品やサービスを生み出す企業の株式を選び、毎月コツコツ買い続けることで、相場上昇の局面を期待することもできます。

投資期間5年と20年での運用成果(年率)の比較

100万円を運用した場合:5年後に72万円〜173万円。100万円を運用した場合:20年後に185万円〜321万円。大江氏のコメント「投資は小さくじっくりが基本です」

出典:金融庁

ハナコちゃん

少額からでもいいのですね。投資と聞くと、大きな金額から始めないといけないみたいな感じで尻込みしちゃって。お給料から考えると私は毎月1万円ぐらいしか積み立てられなさそうです。

大江

1万円でも十分ですよ。大きい金額で急に投資をはじめると、損をしたときに精神的なダメージが大きく投資から逃げ出したくなってしまいます。まずは小さく始め、それを続けることが大事です。

ハナコちゃん

なるほど。投資は続けることが大事なのですね。そのコツはありますか?

大江

給与からの天引きや自動積立といった自然と購入する仕組みを作ってしまうことがコツです。最初は1万円の引き落としを意識するかもしれませんが、慣れてくるとそのお金は元々なかったものとして考えられるようになってきます。

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