俳優

石黒賢氏

技術は磨くが、心はまっさらで臨む

数々のドラマで主演やメインキャストを演じ、近年は悪役や敵役など幅広い演技で、なくてはならない存在の俳優 石黒賢氏。常に第一線で活躍し、多くのヒット作に関わってきた石黒氏が、積み重ねてきたこだわりや努力、ヒットの方程式などを聞いた。

石黒賢氏

撮影地:ナビオス横浜 衣装協力:DIETRO LE QUINTE、Santoni

 宮本輝さんがお書きになった小説『青が散る』。これは大学生の青春群像の物語で、主人公はテニス部の学生です。プロデューサーの意向で、主役には新人を起用したいということで選ばれたのが、私でした。最初はただ演出家の言うとおりにセリフを言うだけでしたが、やがて、自分なりの方法論を見いだすことができました。テニスは日々の練習はもとより、相手のスタイルや太陽・風向きといったことまでシミュレーションして試合会場に入ります。これはあくまで私のアプローチですが、芝居も、演じる人間の文化的背景を調べ、この役はこう演じたいと、いくつかのオプションを持ち、現場に臨みます。

 でも実際、共演者がどう感じて、監督がどう演出するかは相対するまで分からない。自分でこうしたいと思って臨むことも大切ですが、自分の考えに固執しすぎることは危険です。役者は物語の1つのピースなのですから。

 年を重ねると、うまくやらなければという気持ちも起こりがちですが、一方でキャリアが長ければ良い、というものでもない。一度お芝居が始まれば、ベテランも新人も一人の役者としては同じです。経験値は大切だと思いますが、新鮮さの良さもある。技術はすごく大事ですが、準備はしても、現場に行ったら透明な状態で芝居に入る。撮影の際、何度同じシーンを繰り返しても、いつも、そのセリフを初めて言うように言いたい。「技術はあるけど、心はまっさら」なのが理想ですね。

「丁寧で押しつけがましくなくて、
日本人ってさすが!」
(石黒賢氏)

丁寧で押しつけがましくなくて、日本人ってさすが!

 クルマは大好きですよ。休日に家族で買い物とか、ゴルフとか。ハンズオフ(※1)で、手も足も離せるというのは初めての体験ですが、予想以上に快適ですね。カーブではクルマが自分から曲がっていきますし、追い抜きでは最適なところで絶妙に加速するのも賢い。車線変更でウインカーを出してくれるのも、律儀ですね。前方から視線をそらすと警告が鳴るといった点もすごいと思いました。でも、やらされている感じはなく、いや、本当に面白い!!

 無理強いしないのがいいですよね。正直に言うと、もうちょっと機械の優位性が先に立つというか、もっとプレゼンテーションが強くて、「どうですか!この技術!」という感じのクルマかと思っていたんですが、全然違いました(笑)。

 スカイラインのプロパイロット2.0は、運転は人間で、そのアシストをしてくれる。気持ちに寄り添ってくれて、機械の冷たさではなく「温度」を感じました。丁寧で、押しつけがましくなくて、程よい感じ。そこが、日本的な技術というか、日本人ってさすがだなと思いましたね。よくできていて本当に驚きました。

 足回りもスカイラインだからもっと硬いかと思っていたらすごくスムーズだし、スピーカーはBOSEだし、高級車でしっかりした造りだなと感じました。これは本当に「大人のクルマ」ですね。

スカイライン

※1 ハンズオフは、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて可能です。ハンズオフ機能は対面通行路、トンネル内、急なカーブ路、料金所、合流地点及びその手前などでは使用できません。非作動区間に入る際には、システムが事前にドライバーに報知しますので、ハンドル操作を行ってください。あくまで運転支援システムであり、安全運転を行う責任はドライバーにあります。

ヒットの予感と
エンターテインメントを
作るということ

 今までやってきた作品で、それぞれ役者自身がその役をつかみ、腹に落とし込んで演じているものは、他の役者にもその「熱量」が伝播(でんぱ)して、みんなを刺激し合う。もちろん脚本は大事ですが、ヒット作が生まれるときは、純粋に現場で役者がその役を面白がって、のっているかは大きい。スカイラインも、一人一人の社員や技術者が面白がってきたからこそ、いいものができたんでしょうね。

 突然デビューした私には芝居の基礎がなかった。上達したければ上手な人を見て盗むしかなかった。テニスもそうしてやってきたし、まねをすることで学びました。この仕事を始めてから、よく人間観察をするようになりました。例えば悪役を演じる際は、犯罪者が連行される時に見せる狂気を宿した目つきや、片方だけ口角を上げる表情など、一瞬見せる人間性を参考にします。複雑な人間を演じるのは、重ね塗りしていく素地が多く、芝居ができるから、シンプルに楽しいですね。神経質を表現するにはどうしたらいいかとか、「作り代」がいろいろあるのが面白いですね。

日本人の良さを伝える作品で
世界を驚かせたい

 今後は、歳を重ねてきたからこそ、日本人の良さを伝える作品、例えば時代劇もやりたい。時代劇って、人情の機微や見事な太刀さばき、勧善懲悪もピカレスクもあって、とにかく自由なんですよ。「日本って、アニメもいいけどそれだけじゃないよね」ってことを世界中の人に伝えて驚かせたいと、今そう思っています。

※記事は2020年2月21日のものです。
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石黒賢氏

プロフィル石黒賢氏(いしぐろ・けん)

1966年東京都生まれ。83年高校3年時にドラマ『青が散る』(TBS系)で主演デビュー。その後、『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)、『ショムニ』(フジテレビ系)など、数々のヒットドラマで主演やメインキャストを演じる。「好青年」「善人」役が多かったが、30代以降「悪役」を演じる機会も得て演技の幅を広げる。イシグロ・ケン名義で6冊の海外絵本を翻訳・出版、『ウィンブルドンテニス』(WOWOW)スペシャルナビゲーター、『とくダネ!』(フジテレビ系)スペシャルキャスターを務めるなど、活動の場を広げている。父は日本人初のプロテニス選手、故・石黒修氏。自身も中学から大学までテニス部に在籍。

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