田渕直人
1965年3月20日、名古屋市出身。95年治療院を開業。2000年より接骨院の多店舗展開を開始。現在では、代表取締役を務めるグループ会社で、接骨院・接骨師会・有料老人ホーム・ヘルパーステーション・訪問看護ステーション・人材派遣・人材紹介・障害者グループホーム・学習塾などを運営している。
http://suzuran-nagoya.com/

INTERVIEW

愛知県を中心に鍼灸接骨院を経営しており、現在、兵庫・大阪・三重・神奈川を合わせて20のグループ院を展開しています。「笑顔で明るく元気よく」をモットーに、さまざまな疾患に対して優しい治療を心がけ、患者さんに喜んでもらえるような施術を行っています。患者さんは治療を終えて外に出た時の表情に一番の本心が表れていると思っており、各院をまわるときは必ず患者さんの顔に注目するようにしています。いい顔をしているとやっぱりうれしいですね。

より多くの患者さんの笑顔を見るために

田渕直人

姉の夫が柔道整復師で、人に施術して身体を改善するということに興味を持ったことが、この道を志したきっかけです。専門学校に入ってマッサージ師の資格を取得し、それから整形外科や接骨院、訪問治療を行う会社を経て、30歳の時に起業しました。

訪問マッサージ事業からスタートしたのですが、自力で外出ができない患者さんが対象ですので、丁寧に話を聞き、積極的にコミュニケーションをとるように心がけました。まずは自分を受け入れてもらえるようになろうと取り組む中で、やはり笑顔が大事だなと。自分が笑顔じゃないと、患者さんも笑顔にならない。最初はうまく笑顔を作ることができなかったので、鏡を見て練習をしました。そうしたら自然と笑顔が出るようになりましたね。少しでも和んでもらえるようにと思いながら施術していました。

起業したのは、「体がとても良くなった、ありがとう」という患者さんの声をたくさん頂いて、これなら独立しても患者さんがついてくれる、という手応えを感じたことが大きいですね。私一人では限られた数の患者さんしか施術ができませんが、たくさんのスタッフがいれば、よりたくさんの患者さんを笑顔にすることができるという思いから、だんだんとグループが大きくなっていきました。しかし、人が増えれば増えるほど考え方も多種多様になり、決してひとつにはならない。そういったマネジメントの難しさや苦労はありますが、スタッフが成長して独立していく姿を見ると、この仕事をしていてよかったと感じます。

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グループだけではなく、業界全体を盛り上げる

当グループから独立したらそれでさようならということではなく、その後も一緒にこの業界を盛り上げていけたらと思い、2016年、全国の同業者を対象に「鍼灸接骨師会JUMP」を設立しました。近年、治療院や整骨院の数が増加したため競争が激しくなり、経営に不安を抱える方が全国的に増えてきたと感じています。当グループには訪問マッサージ事業、整骨院、有料老人ホーム、居宅介護支援事業など多岐にわたる事業経営を行ってきた経験がありますので、その経験を会員の皆さんと共有し、一緒に発展し続けていくことができたらと考えています。

すずらん鍼灸接骨院グループの代表としては、できるだけ多くの方に当グループの事業を知っていただきたいと思っています。経営者としてグループ全体を指揮していくには、世の中の流れを知らないとなかなか難しいと思っており、今世の中がどういう状態になっているのかを知るために読書をするようにしています。ジャンルは経済関係が多く、その時のベストセラーの本を買ってくることも多いです。本を読んで、いろいろな考え方を勉強させてもらって、良いところはどんどんまねしています。また、判断に迷うときや困難な状況に陥ったときは、過去に読んだ本を読み返したり、人からアドバイスをもらったりして、解決のヒントを得ながら前に進んできました。そういう一つひとつの細かい積み重ねがあって今があると考えています。

当グループが掲げている経営理念のひとつに「真面目・素直・勉強好き・プラス思考な人間づくり」というコンセプトがありますが、次代を担う若い人たちにもぜひこの考え方を身につけて社会に出ていただきたいと思っています。そうすれば必ず人として大きく成長できますので、一生懸命がんばってください。

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