三谷彰則
大阪府出身。高校卒業後、自動車整備の専門学校へ。卒業後は大手自動車会社に就職。整備士として経験を積み、営業部へ転属。17年間営業マンとして販売に携わり、父親が創業した株式会社ビー・エス・ケイに転職。41歳のときに会社を引き継ぎ、2代目社長に就任。仮設トイレの製造・販売・レンタル、関連商品の製造・販売などを全国展開。1993年、仮設トイレで業界初のグッドデザイン賞を受賞。
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INTERVIEW

当社は仮設トイレの製造・販売・レンタルをなりわいとし、全国規模で事業展開を行っています。その中でも当社の強みと言えるのが、他社にはない唯一の成形工法と材質を用いた技術開発力。より丈夫で耐久性がよく、利点の多いワンランク上のトイレを提供し続けてきました。これまで様々な苦難もありましたが、私にとっての道しるべは、迷った時にこそ動くこと。一歩でも半歩でも進むためには、行動を起こさなければ何も始まりません。エンドユーザーの皆様に喜んでいただくためにも、どこよりも先に動いていく企業でありたいと思っています。

製品力に自信があるからこそ、安売りはしない

三谷彰則

私はもともと大手自動車会社に就職し、17年もの間、営業職に携わってきました。現在、当社で扱っている仮設トイレという製品は、複数台の納入が通例になります。しかし車販売では、一台一台をコツコツと丁寧に売っていくことが基本。そのため私の営業スタイルも一台売って終わりではなく、二台目三台目とコンスタントに売り上げを立てていくことをモットーにしていました。対面でのコミュニケーションは非常に大切にしていましたし、私の提案でなければ買わないというほど、密な人間関係を築けたお客様もたくさんいらっしゃいます。かゆいところに手が届く営業を心がけていたからです。たとえ小さな相談事でも24時間体制で承り、何事も親身に対応する。それこそが私にとって、営業の心得でもあったのです。
どんな製品を売るにせよ、一つひとつの取引に全力を注ぎ、そこに熱意を込めていくことが重要だと考えています。そして決して安売りはしないこと。そうした考え方が、現在の事業でも大いに生かされていると思っています。

車販売会社から当社に転職してからも、持ち前の販売力には自信を持っていたため、「なんとかなる」という気持ちは正直ありました。しかし社内での緊張感は今とは180度違うものでしたし、色々な改革に迫られたことも事実です。
その改革の一つと言えるのが、ブランド力の強化でした。BSKの仮設トイレは、衛生面や臭いへの配慮はもちろんのこと、清潔で明るいデザイン性、広さを確保した居心地の良さを追求しています。また、設置環境に適応する様々な機能を付加し、鏡や手荷物保管用フック、便座クリーナーが付いたタイプなど、ニーズに合わせた快適で使いやすい製品を数多く取りそろえているのが特徴。だからこそ、「良いものは良い」「きっとお客様もついてきてくれる」という自負を持って事業にのぞんできました。そしてブランド力を強化するためにも、安売りをしないということだけは心に決めていたんです。

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仮設トイレの当たり前を変える

その後、41歳の時に社長に就任し、約6年が経ちました。NPO法人である日本トイレ研究所の加藤さんをはじめ、様々な方々との出会いもあり、人脈も広がってきました。快適な仮設トイレの導入により社会をもっと良くしていこう、もっと広めていこうという思いがより一層強くなっています。
しかし圧倒的な製品力があっても、お客様に使っていただかなければ意味がありません。そのためには広く周知していく活動も重要でしょう。
最近では、プロバスケットボールの試合会場にブースを設営し、2日間にわたり、当社トイレの利用体験イベントを開催しました。そこで400名を超えるお客様にアンケートを実施し、実際に使っていただいた方々から沢山の好評をいただけたことも大きな自信につながっています。もともと品質には自信があったからこそ世の中の声を聞きたかったですし、今後もそのような活動や機会を作っていければと考えているところです。
仮設トイレというのは、臭いに対するネガティブなイメージもありますし、我慢するトイレだという認識を持たれる方もいらっしゃいます。だからこそ、当社が先陣を切ってさらなる技術開発を続け、そうしたイメージを一から変えていきたい。業界の常識を変えられるのは当社の仮設トイレしかないと思っています。
本来トイレは、臭いのない快適な環境が当たり前にあるべきです。その当たり前を実現していくことこそが、当社に課せられた使命。今後も他社にはないワンランク上の快適トイレを広く市場に広めながら、業界の常識を変え、日々まい進していこうと思っています。

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