J-REIT Infrastructure Fund Forum

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日経MOOK

Q
J‐REITが投資対象にする不動産には、
どのようなタイプの物件がありますか?
A
「オフィスビル」「住居」「商業施設」「物流施設」「ホテル」「ヘルスケア施設」などが代表的な物件のタイプです。

J‐REITは単一用途に特化して投資する「単一用途特化型」と、複数の用途に分散して投資する「複数用途型」に大別できます。

単一用途特化型とは、オフィスビル、住居、商業施設、物流施設、ホテル、ヘルスケア施設のそれぞれの用途に特化したJ‐REITです。一方、複数用途型は、例えばオフィスビルと商業施設の2つの用途の不動産に投資する「複合型」と、3つ以上の用途、または用途を限定しない「総合型」に分けられます。

J‐REIT市場は、オフィスビルに特化したものからスタートしました。J‐REIT市場開設前から証券化の実績が十分にあったことや、賃料・空室率などに関するデータも整備されていたので、投資対象として多くの投資家に受け入れられてきました。ただし、オフィスビルは一般的には賃貸借契約の期間が短く、景気変動の影響を受けやすいという特徴があります。

投資適格とされるオフィスビルが都市部に偏っているのに対し、住居はさまざまな地域に分散されています。しかも他の用途と比べ、賃料が安定しているのが住居の特徴です。そのため、住居特化型のJ‐REITは景気変動や不動産市況の影響を受けにくいディフェンシブな銘柄として認知されています。

商業施設特化型、ホテル特化型、ヘルスケア特化型のJ‐REITは、他の用途に比べ管理に専門的なノウハウが必要になります。資産運用会社の運用力によって収益に差が出るかもしれません。近年はオンラインストアの台頭により、物流施設の需要が高まっています。テナントと長期固定の賃貸借契約を締結しているケースが多く、物流施設特化型のJ‐REITについては、収益が安定している傾向があります。

J-REITは「単一用途」と「複数用途」に大別できるJ-REITは「単一用途」と「複数用途」に大別できる
REIT(不動産投資信託)まるわかり! 徹底活用術 2019年版 (日経ムック)

本記事は日本経済新聞出版社による『REIT(不動産投資信託)まるわかり! 徹底活用術 2019年版 (日経ムック)』を再構成したものです