変化をチカラに

変化を力に HENNGE

HENNGE株式会社
世界を代表するSaaS企業へ。

代表取締役社長兼CTO
小椋 一宏氏

提供:株式会社HDE

HENNGE株式会社

クラウドセキュリティなどSaaSを手掛ける株式会社HDEが、2月1日に社名をHENNGE株式会社に変更する。急速な進歩を続けるテクノロジーの分野において自ら率先して変わっていく姿勢を示し、「変化をチカラに」つなげる取り組みを強化する。新社名にどのような思いを込めているのか、変化がなぜ大切なのか、そして同社はこれからどう変わっていくのか。小椋 一宏・代表取締役社長兼CTOに話を聞いた。(2018年12月取材)

社名変更について

社名をHENNGEに
する狙いは?

HENNGEは「へんげ」と読みます。私たちが今後も絶え間なく変化していくことへの決意表明として社名を変えます。「名は体を表す」と言いますが、企業にとってもそれは同じです。私たちは設立以来、何度か経営的に危うい場面があったのですが、それはいつもちょっとうまくいった後に変化を忘れてしまった時でした。苦境に陥るたびに起死回生を狙ってもがき、なんとか活路を見いだしてきました。そして気づいたのが、変化することが当たり前の会社にならなければ流れの速いIT業界では生き残れないという事実でした。今ではお客様からも、常に新しいことを試している会社だからこそ信用できると思ってもらっており、だからこそこれからも変わっていき続けなければなりません。この先何十年後、誰が社長であろうと変化を止めないように、失敗からの学びの先にしか成功はないという考えを社名に刻むため、HENNGEへと社名変更します。

変化を重視するように
なったきっかけは

2011年の東日本大震災が、私が変化の重要性に気づいたきっかけでした。それ以前はソフトウェア販売をしており、会社の姿勢としても他社の様子をうかがいながらの経営でした。クラウドに対しても懐疑的だったほどです。ですが震災によって電車が止まり、社員が出社できなくなったため、家でも仕事ができるようクラウドで応援するしかなくなりました。そこでまずは自社のクラウド化を一気に進めたのです。これは会社を大きく変えました。システムがあれば後は制度を整えるだけで在宅勤務もできるようになりますし、それが多様な人材確保につながりました。メールでのやり取りから社内SNSへの移行など、業務のやり方も変わりました。

社名変更について

会社はどのように
変わったのか

震災以降、私たちは毎日新しいことを試し続ける会社に生まれ変わりました。クラウドサービスが主体となったことで成長も著しく、日本国内の技術者だけでは開発が追いつかなくなったほどです。そこで2014年ごろから本格的に世界を対象に技術者を集め、多文化ワークフォースを作りました。社内公用語も英語とし、多国籍の人々が魅力的に働ける職場作りを進めた結果、現在では18カ国の人が働くようになり、外国人が社員の25%を占めるようになっています。グローバルな企業では当たり前のことで、やっと一歩追いついたに過ぎません。さらに多文化ワークフォースを強めたいと考えています。

変化とダイバーシティーは強く結びついています。異質さを歓迎しなければ、違うやり方を試してみなければ、イノベーションは生まれません。日本では学校教育の段階から「隣と同じことをする」ように教えられますが、高度経済成長期ならともかく、イノベーションが必要な現在では無理があります。むしろ異質であることが当たり前の組織を作ったことで、人目を気にせず違うことに挑戦できる会社となりました。また変化には失敗が不可欠です。私は常に「100回失敗することを目標にしよう」と言っています。いち早く失敗することでお客様に提供できる最適なソリューションが発見でき、ビジネスを創造できるようになります。だから社内の評価制度でも失敗を恐れずチャレンジすることを評価するようにしています。

多様化が進む社内

誰よりも早く挑戦

業務内容は
どう変わるのか?

私たちは「テクノロジーの解放」をビジョンに、独自の技術や時代の最先端をいく技術を広くお客様に届け、世の中をよりよく変えていくことを使命としています。そのために私たちができるのは、未熟な果実である新技術を積極的に自分たちで食べ続けること。何回も失敗を繰り返しながら、どの果実がお客様にとって役立つ可能性があるのか見極めることです。

ここ数年、私たちが良いものとしてお客様に提供してきたのがSaaSです。企業がデジタルトランスフォーメーションしていく際に突き当たる壁を乗り越えるお手伝いをしてきました。今後も各企業が働きやすい環境づくりを通じて、社員一人ひとりの能力を引き出すうえでSaaSが役立つと思います。私たちの主力商品であるクラウドセキュリティサービス「HDE One」も商号変更に合わせて「HENNGE One」に名称を変更します。私たちの取引先は上場企業の10%ほどを占めていますが、まだ多くの企業はクラウドへの移行が十分に進んでいないと思われます。これから変化したいというお客様を支援するのが私たちの仕事の一つです。

さらに新しい分野としてIoTを使ったワークプレース改革に役立つサービスを開発していきたいと思っています。IoTというと工場や家庭内への導入を思い浮かべる人が多いと思いますが、オフィスにおいてもこれからはITのコンシューマライゼーションが進むのではないでしょうか。消費者向けのガジェットやソフトウェア、ITサービスをどう業務改革に使うかが問われます。そもそも家で進んだガジェットを使っている時代に、楽しくないツールを会社で利用して生産性が上がるでしょうか。テクノロジーの活用がビジネスの成果に直結するいま、これまで以上に幅広く新たな価値を生み出すお手伝いをし、世界を代表するSaaS企業を目指します。

誰よりも早く挑戦

小椋社長について

伝統的な着物を着ている
理由は?

私が着物を着ているのは、むしろ伝統にこだわる世の中の傾向に対して異論を提起するためです。明治時代に国際化を迫られた日本人は、変化を恐れず、着物から洋服へと服装を変えました。彼らが柔軟に行動したからこそ今日の日本があると思っています。ですが現在の日本社会には、変化することを恐れる同調圧力があるように感じます。会社が大きくなると「みんなと同じようにしなければ」という人が現れますが、この業界では変化をせずに普通にしていることはむしろ衰退への一歩につながります。前進するために、生き残るために、これからも新しいことを続けていきます。

小椋社長について

小椋 一宏

小椋 一宏

1975年ニューヨーク生まれ。一橋大学経済学部在学中の1996年に開発を手掛けるホライズンデジタルエンタープライズ(現HDE)を設立。2011年の東日本大震災を機にクラウドサービス中心へとシフト。2019年2月に社名をHENNGEに変更予定。

株式会社HDE