ZENITH 新体制になった今年は何かが違う! カリスマ、ビバー氏の新たなる挑戦秘話

  「ゼニスの取締役会長としてこのブランドを内側から見て、いかに過小評価されていたのかがわかったよ。しかし、それがモチベーションを上げてくれた。“ゼニスを正しく評価させること”が私の役目だという明確なビジョンが見えたからだ。ゼニスは強大なブランド力があり、歴史も実績も素晴らしい。かつてのゼニスを取り戻すこと。それが私の使命なのさ」

 ジャン-クロード・ビバー氏は、今日も饒舌だ。すでにLVMHグループの時計部門の総責任者としてゼニスの戦略に携わってきたが、ついに本気でゼニスのテコ入れに乗りだしたのだ。

  「そもそも、ウブロ、ゼニス、タグ・ホイヤーはコンペティターではない。各ブランドは補完関係にあるべきで、競争してはいけない。なぜなら各ブランドは、それぞれのレンジやセグメントを代表する存在であるべきだからだ。しかしゼニスはクロノグラフのイメージがあまりにも強すぎた。それはゼニスにとってはよいことではない。例えば天文台のクロノメーターコンクールで好成績を上げてきたという歴史もある。こういった逸話を少しずつ掘り下げていくことも大切なのだが、そのためにはプロモーションも必要になる。ゼニスは静かだった。控えめすぎたんだよ。ここも強化する必要はあるだろうね」

 ゼニスはどう変化していくのだろうか? 期待が高まっていく一方で、ユーザーとしては価格帯が気になるだろう。

  「短期的なビジネスのことだけを考えたら、高額化したほうがいいが(笑)、そういうことはしない。“価格は価値によって決まる”というのが私の哲学だ。10の価値があるものに対して10の価格なら納得するし、15の価格なら冗談じゃない! となる。でも6の価格ならすごい!! となるだろう。私はそこを意識的に攻めたい。ユーザーの感覚よりも価格が上だと信頼は失われるが、その逆ならブランドを信用してくれるからだ」

 新生ゼニスの象徴となるのが、1/100秒計測のクロノグラフを軸とする「デファイ」だ。

  「1/100秒を計測するクロノグラフは1911年にホイヤーが製造しているが、ゼニスはそれを腕時計で実現させた。もはや時計機構で100%まっさらな技術はありえない。そこにどうやって独自性を出していくか、それが腕の見せどころさ」

NEO ZENITH 01 新作「DEFY」、その名は“挑戦”を意味する

デファイ エル・プリメロ 21

1 2 3 デファイ エル・プリメロ 21

1960年から使用されていたコレクション名、「デファイ」が今季復活。ひとつのムーブメントの中に、毎時36,000振動の時刻表示機構と、毎時360,000振動して1/100秒の計測が可能なクロノグラフ機構を融合した、新型の自動巻きムーブメントCal.エル・プリメロ9004を搭載。

1.シースルーダイヤル×Tiケース。¥1,150,000。 2.シースルーダイヤル×セラミックケース。¥1,250,000。 3.シルバーダイヤル×Tiケース。¥1,040,000。すべて径44mm、自動巻き。9月発売予定。

 話題作「デファイ エル・プリメロ 21」は、カーボン ナノチューブという新素材を使っているが、これは時計業界初の試みである。こういったイノベーションが、時計に新しい付加価値を生みだし、メディアでも話題になる。だからビバー氏の仕事に熱狂する。

  「“成功したい”という感情だけでは人は動けないんだ。情熱があるから、失敗しても立ち上がることができるし、だからこそ成功できるのだろう。“情熱”というのは、人を疲れさせない、奇跡の感情なのさ」

 疲れを微塵も見せないカリスマ経営者は、今日も情熱を原動力にして動き続けている。

NEO ZENITH 02 ラインナップのユニークさもその魅力

1 ヘリテージ146 2 クロノマスター エル・プリメロ グランドデイト フルオープン 3 パイロット クロノメトロ TIPO CP-2

1 ヘリテージ146 2 クロノマスター エル・プリメロ グランドデイト フルオープン 3 パイロット クロノメトロ TIPO CP-2

1.1960年代のクロノグラフをイメージした、上品でクラシックなデザイン。自動巻き、SSケース、径38mm。¥800,000 2.シースルーダイヤルですべてを見せる。特に2枚のディスクで表示する2時位置のビッグデイト機構の仕組みは秀逸。自動巻き、SSケース、径45mm。¥1,140,000[9月発売予定] 3.1960年代にイタリア軍からの依頼で限定製造されたパイロットクロノグラフを復刻。精悍(せいかん)さのなかにも上品な美しさがある。世界限定1000本。自動巻き、SSケース、径43mm。¥910,000

BACK ゼニスのCEOに就任したジャン-クロード・ビバー氏

Text=篠田哲生 Photograph=本間 寛
※価格は税抜です。

お問い合わせ LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス 03-5524-6420
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ZENITH 新体制になった今年は何かが違う! カリスマ、ビバー氏の新たなる挑戦秘話

  「ゼニスの取締役会長としてこのブランドを内側から見て、いかに過小評価されていたのかがわかったよ。しかし、それがモチベーションを上げてくれた。“ゼニスを正しく評価させること”が私の役目だという明確なビジョンが見えたからだ。ゼニスは強大なブランド力があり、歴史も実績も素晴らしい。かつてのゼニスを取り戻すこと。それが私の使命なのさ」

 ジャン-クロード・ビバー氏は、今日も饒舌だ。すでにLVMHグループの時計部門の総責任者としてゼニスの戦略に携わってきたが、ついに本気でゼニスのテコ入れに乗りだしたのだ。

  「そもそも、ウブロ、ゼニス、タグ・ホイヤーはコンペティターではない。各ブランドは補完関係にあるべきで、競争してはいけない。なぜなら各ブランドは、それぞれのレンジやセグメントを代表する存在であるべきだからだ。しかしゼニスはクロノグラフのイメージがあまりにも強すぎた。それはゼニスにとってはよいことではない。例えば天文台のクロノメーターコンクールで好成績を上げてきたという歴史もある。こういった逸話を少しずつ掘り下げていくことも大切なのだが、そのためにはプロモーションも必要になる。ゼニスは静かだった。控えめすぎたんだよ。ここも強化する必要はあるだろうね」

 ゼニスはどう変化していくのだろうか? 期待が高まっていく一方で、ユーザーとしては価格帯が気になるだろう。

  「短期的なビジネスのことだけを考えたら、高額化したほうがいいが(笑)、そういうことはしない。“価格は価値によって決まる”というのが私の哲学だ。10の価値があるものに対して10の価格なら納得するし、15の価格なら冗談じゃない! となる。でも6の価格ならすごい!! となるだろう。私はそこを意識的に攻めたい。ユーザーの感覚よりも価格が上だと信頼は失われるが、その逆ならブランドを信用してくれるからだ」

 新生ゼニスの象徴となるのが、1/100秒計測のクロノグラフを軸とする「デファイ」だ。

  「1/100秒を計測するクロノグラフは1911年にホイヤーが製造しているが、ゼニスはそれを腕時計で実現させた。もはや時計機構で100%まっさらな技術はありえない。そこにどうやって独自性を出していくか、それが腕の見せどころさ」

NEO ZENITH 01 新作「DEFY」、その名は“挑戦”を意味する

1 デファイ エル・プリメロ 21
2 デファイ エル・プリメロ 21
3 デファイ エル・プリメロ 21

1 2 3 デファイ エル・プリメロ 21

1960年から使用されていたコレクション名、「デファイ」が今季復活。ひとつのムーブメントの中に、毎時36,000振動の時刻表示機構と、毎時360,000振動して1/100秒の計測が可能なクロノグラフ機構を融合した、新型の自動巻きムーブメントCal.エル・プリメロ9004を搭載。

1.シースルーダイヤル×Tiケース。¥1,150,000。 2.シースルーダイヤル×セラミックケース。¥1,250,000。 3.シルバーダイヤル×Tiケース。¥1,040,000。すべて径44mm、自動巻き。9月発売予定。

 話題作「デファイ エル・プリメロ 21」は、カーボン ナノチューブという新素材を使っているが、これは時計業界初の試みである。こういったイノベーションが、時計に新しい付加価値を生みだし、メディアでも話題になる。だからビバー氏の仕事に熱狂する。

  「“成功したい”という感情だけでは人は動けないんだ。情熱があるから、失敗しても立ち上がることができるし、だからこそ成功できるのだろう。“情熱”というのは、人を疲れさせない、奇跡の感情なのさ」

 疲れを微塵も見せないカリスマ経営者は、今日も情熱を原動力にして動き続けている。

NEO ZENITH 02 ラインナップのユニークさもその魅力

1 ヘリテージ146
2 クロノマスター エル・プリメロ グランドデイト フルオープン
3 パイロット クロノメトロ TIPO CP-2

1 ヘリテージ146 2 クロノマスター エル・プリメロ グランドデイト フルオープン 3 パイロット クロノメトロ TIPO CP-2

1.1960年代のクロノグラフをイメージした、上品でクラシックなデザイン。自動巻き、SSケース、径38mm。¥800,000 2.シースルーダイヤルですべてを見せる。特に2枚のディスクで表示する2時位置のビッグデイト機構の仕組みは秀逸。自動巻き、SSケース、径45mm。¥1,140,000[9月発売予定] 3.1960年代にイタリア軍からの依頼で限定製造されたパイロットクロノグラフを復刻。精悍(せいかん)さのなかにも上品な美しさがある。世界限定1000本。自動巻き、SSケース、径43mm。¥910,000

BACK ゼニスのCEOに就任したジャン-クロード・ビバー氏

Text=篠田哲生 Photograph=本間 寛
※価格は税抜です。

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