 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |

|
特集のトップページへ |

|
 |
|
 |
≪ 前のページへ 1 2 3 4 次のページへ≫ |

|
 |
 |
 |
 |
| ※写真をクリックすると同病院のオフィシャルページが開きます |
患者に苦痛や負担を与えることなく、患部や臓器の状態を正確に診断するX線CT装置。的確な診断・治療のため、もはや医療現場にはなくてはならない存在となっている。
X線CT装置はX線照射で得られたデータをもとに、コンピューターで画像を再構成するシステム。人体をかたまり(ボリューム)でとらえることで三次元画像診断を可能としている。これまで、より薄い断層画像(スライス)を得ることでいっそう精細な画像をもたらし、検出器を多数備えることでより広範囲を撮影するという形で進化を遂げてきた。 |
 |
 |
 |
 |
アクイリオン ワン(TM)
※写真をクリックすると同病院のオフィシャルページが開きます |
2007年、東芝メディカルシステムズは革新的な機能を持つエリアディテクターCT装置「Aquilion ONE(TM)」(アクイリオン ワン)を発表した。「アクイリオン ワン」は320列の面検出器を搭載し、1回転0.35秒で最大16cmの範囲を撮影することが可能だ。従来の64列X線CT装置では、検査台を移動させながら広い範囲を撮影するヘリカルスキャンを行い、そのデータを再構成して画像を作るため、一つの臓器の画像でも厳密には時差が生じていた。「アクイリオン ワン」は1回転で心臓や脳など臓器全体を撮影できるので、心臓のような動く臓器でもそうした時差が生じず、より正確で鮮明な画像を得ることができる。また、得られるデータはかたまりとしての三次元データであり、広範囲を時差なしに撮影するので、これを時系列に並べた動的解析により、臓器全体の機能診断が可能となる。その応用範囲も頭部、心臓に加え、胸腹部や整形外科の領域に広がることが期待される。 |
 |
 |
 |
 |
医学部 放射線医学教室 片田 和広 教授
※写真をクリックすると同病院のオフィシャルページが開きます |
こうした診断・臨床面だけなく、患者にとってのメリットも大きい。従来の最上位機種の64列X線CT装置でも、心臓の場合、ヘリカルスキャンにより5秒から10秒かけて撮影していた。「アクイリオン ワン」は1回転0.35秒で撮影できるため、息止めや静止も短時間ですみ、より少ない造影剤で検査ができる。さらに64列X線CT装置の約1/4のX線被ばく量で撮影できるため患者のストレスや負担を大幅に軽減することが可能となった。短時間(0.35秒)での撮影、少ない造影剤、低被ばく等のメリットは、乳幼児を対象にした小児領域における検査にも効力を発揮する。さらに、数多くの検査を短時間で行うことができるため、病院経営という観点においても、診断ワークフローの改善・効率化など大きなメリットが期待できる。
まさに革命的な機能を持つ「アクイリオン ワン」だが、一足飛びにこの機能が実現したわけではない。開発の背景には、藤田保健衛生大学(http://www.fujita-hu.ac.jp/) 医学部 放射線医学教室 片田和広教授と東芝メディカルシステムズとの20年以上におよぶ緊密な協力関係があった。 |
 |
| ≪ 前のページへ 1 2 3 4 次のページへ≫ |
|
|
※社名、商品名等は各社の登録商標です。
※この記事は、2008年2月に制作されました。記事内における数値データ等は取材時のものです。 |
 |
| 特集のトップページへ |
▲このページの上へ |
 |
 |