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永芳閣(http://www.eihokaku.com/)は富山県氷見市にある、70年の歴史を持つ老舗旅館だ。富山湾は、天然のいけすとも言われている魚どころで、新鮮な魚介類を生かした料理にこだわる料理旅館として創業し、その志は今日まで受け継がれている。創業時は氷見市の中心部の朝日公園の近くにあったが、1978年に同市内、阿尾の氷見湾を眼下に見下ろす高台に移転した。また、1989年には敷地内に温泉を掘り当てた。現在は客室57室・収容人員250名規模となり、「ホテル・海光」と「旅館・天遊」の2棟からなる。 |
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永芳閣の女将・平田 淑江 氏
写真をクリックすると同ホテルのオフィシャルページが開きます |
同館は1978年の移転の際、5階建てのホテル・海光に2基の東芝製のエレベーターを設置した。「トラブルは一度もなかったのでエレベーターのリニューアルは考えもしなかった」と女将の平田淑江氏は語る。しかし、2004年の新潟県中越地震をきっかけに考え方に変化が生じた。「それまでは、天災が来たら降参するしかないと思っていました。でも、被災現場をテレビで見ていて、自分たちのできることから手をつけていくべき、と思ったんです」(平田氏)。同じ頃「自分たちでできることからやっていこう」という改革プロジェクトを立ち上げたばかりで、宴会ホールなどの改修やWebサイトの開設、オストメイト(※)対応トイレの設置なども始めていた。女将の平田氏はこう言う。「創業から70年間経って、旅館に必要なものは何かと見直した時、食の安全、施設の安全を含めた、安全ということに行き着いたんです」。平田氏は、旅館の建つ高台の周辺の住民のことを考え、崖ののり面の補強も行なった。補強は能登半島地震の半年前のことだった。同じ「結果重視」の考え方がエレベーターのリニューアルにも貫かれている。「全部を最新型に取り替えるのは費用のかかることだが、とにかく災害対策は、まず第一に施そうと思いました」と平田氏は言う。 |
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※社名、商品名等は各社の登録商標です。
※この記事は、2007年6月に制作されました。記事内における数値データ等は取材時のものです。 |
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