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宮城県の松島へは、リアス式海岸とその湾内に浮かぶ大小260あまりの島からなる景観を求め、国内外から年間375万人の多くの観光客が訪れる。そこを一望するJR松島海岸駅のほど近くで、1970年から営業を続けるのが、ホテル大松荘(http://www.daimatsuso.co.jp/)だ。訪れる宿泊客はもちろん、創業時から地元の人々にも愛され、お客さま第一、環境に配慮したホテル経営を目指す経営姿勢を貫き、地域密着型のサービスを実践してきた。現在、3度の増築工事を経て、客室41室・収容人数200名の規模になった。施設にエレベーターが設置されたのは、1977年に行なわれた2度目の増築工事の時だ。工事を請け負った建設会社のすすめにより、当時の最新式、東芝エレベータの油圧式エレベーターを1基設置した。 |
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代表取締役 小野 明文 氏
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同ホテルがエレベーターリニューアルをした背景には、2003年7月の宮城県北部地震が影を落としている。震度6弱をこえる地震が1日に3回続き、「エレベーター内に閉じ込められたお客さまがいないか、揺れるたびに各フロアの扉まで走って行き、確認して回りました。土曜日だったのでお客さまも多く、本当に気が気ではなかった」と同ホテル代表取締役の小野明文氏は当時を振り返る。「定期点検も怠らず、災害時の避難訓練や対処法の講習も受けていましたが、頭で分かっていても、実際起こると何もできない。お客さまの安否確認しか頭にありませんでした。あの時はかなり大きな地震が深夜、朝方、夕方と3回も続いたので心身ともに疲れ果ててしまいました」(小野社長)。この時、小野社長の脳裏に浮かんだのはホテルのエレベーターについて耳にしたことだった。「動作音や振動が気になって寝つけなかったというお客さまからの指摘、停止階のわずかな段差に、つまずきそうになったという従業員の話。停電になった時も、慌てて駆けずり回りました。どれもお客さまの安全に関わることばかりです。私たちのようなサービス業は、お金で安全を買えるのならば、そうしなくてはいけない。エレベーターの閉じ込めがニュースになる世の中ですし、高齢者の利用も多いので、お客さまの安心を考えてエレベーターのリニューアルを決めました。」(小野社長)。 |
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※社名、商品名等は各社の登録商標です。
※この記事は、2008年6月に制作されました。記事内における数値データ等は取材時のものです。 |
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