[PROJECT vol.3] 「人生を豊かにする! 今年10月からスタート

 個人の安定的な資産形成を実現するためには、少額からの長期・分散・積み立て投資が有効だ。資産形成応援プロジェクトでは「人生を豊かにする長期投資セミナー」と題した特別セミナーを開催し、資産形成の受け皿としてふさわしい投資信託や、それを活用するために欠かせない考え方などについて有識者が語った。
(本コンテンツは2017年6月22日付、日本経済新聞(朝刊)で広告特集として掲載したものです)

講演 1

長期投資の定着に政策的後押し

国民の安定的な資産形成について

森田宗男氏・写真

金融庁 総括審議官

森田宗男

 高齢化社会の本格化とともに家計の資産形成の重要性が増している。金融庁は現下の重要な政策課題として、家計の安定的な資産形成に取り組んでいる。日米の家計金融資産を比較すると、日本では約52%が現預金に偏在し、株式・投資信託の割合はわずか15%程度。一方、米国は約30%を株式・投資信託が占める。その結果、米国では1995年から現在までに家計金融資産が約3倍に増えているのに対し、日本はわずか1.5倍程度にしかなっていない。

 米国も80年代の半ばまでは、現在の日本同様、株式・投資信託の割合は15%程度であった。税制優遇などの政策対応などによって増加し、現在の約30%になった。日本でも政策的な後押しが必要だ。

 投資を行わない理由についてアンケート調査を行ったところ、「まとまった資金がない」「どのように購入すればいいかわからない」「時間がない」などの回答が多く寄せられた。少額から積み立て貯蓄をする感覚で、長期にわたり投資を行えば、まとまった資産を形成できるということが十分に浸透していないのだろう。

 来年1月からスタートする「つみたてNISA」によって、少額からの長期、分散、積み立てによる非課税投資が実現する。今まで投資に踏み切れなかった初心者にこそ活用してほしい。対象となる投資信託には、制度の趣旨に合致するよう一定の要件を設けた。金融事業者にはこれを契機として、長期、分散、積み立てに向く商品の投入を期待したい。

講演 2

分散・長期・積み立てを徹底

投資信託を活用した資産形成

竹川美奈子氏・写真

LIFE MAP LLC
ファイナンシャル・ジャーナリスト

竹川美奈子

 資産形成のポイントは大きく3つある。まず世界中の企業に資金を分散する。次に長期の構えで取り組む。これを実現するためのツールとして、低コストの投資信託で積み立て投資を行うことが3つ目だ。資産形成の土台作りとしては、複数のインデックスファンドを組み合わせるのがいい。先進国株式を対象にするMSCIコクサイ・インデックス、新興国株式を対象とするMSCIエマージング・マーケット・インデックス、東証株価指数(TOPIX)の3つの指数に連動するファンドを持つだけで世界46の国・地域の約4100社に分散投資できる。まとまった資金がなくても、世界中の株式に投資するのと同じ効果を得られる。手数料が安く、純資産が安定的に増えており、きちんと指数に連動している商品を選びたい。

 この土台に上乗せする存在としてアクティブファンドを活用するという選択肢もある。同じ資産クラスの商品でも、投資哲学や銘柄選定プロセス、運用成果などは異なる。事前にしっかり確認することが大切だ。勧められるままに、中身もよくわからず購入してしまうのだけは避けたい。

 積み立て投資は、毎月の給料から自動的に買い付けられるなど、生活の中に取り入れやすい点がメリット。価格が下がる局面でも、その分、口数を多く購入できるので、投資を継続しやすい。最近では毎月数百円程度で積み立てられる金融機関もある。

 積み立て投資を開始してしばらくは価格変動があっても受け取り額はさほど影響を受けない。タイミングを気にせず、できるだけ早めに始めたい。一方、運用のゴールは意識しておくべき。運用成果を受け取る数年前からは、なるべく安全資産の割合を増やすなど、受け取り直前での大きな値下がりを回避する工夫が必要だ。

 個人の資産形成を後押しする国の制度も充実してきた。老後に向けた資産形成であれば個人型確定拠出年金(iDeCo)、非課税で投資したいならNISAや「つみたてNISA」などの活用を検討したい。

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