[PROJECT vol.2] 来年1月から 「つみたてNISA」も登場

 自分の将来の生活を考えて、資産形成を始める人が増えている。個人型確定拠出年金(iDeCo)や来年始まる積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)といった長期の積み立て投資を応援する優遇税制の環境も整ってきた。ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんに、時間を味方にした長期分散投資で資産運用をするメリットなどについて聞いた。
(本コンテンツは2017年6月22日付、日本経済新聞(朝刊)で広告特集として掲載したものです)

長期分散投資で運用
優遇税制活用が鍵

井戸美枝さん・写真

ファイナンシャルプランナー

井戸美枝さん

 ──将来を見据えた資産形成を行う際のポイントは。

 井戸 老後の生活まで見通すなら、物の値段が上がり続けるインフレへの対応策も考えておく必要があるでしょう。預貯金だけでは資産の目減りは避けられません。そのため、少しリスクをとってお金を増やす取り組みも重要です。具体的には預貯金だけではなく、株式や債券などに振り分けていきたいものです。このとき、税制優遇があるNISAやiDeCoをうまく活用しながら投資を進めていくのが理想です。

 現行のNISAは5年間の投資について、毎年120万円までの投資元本から得られる利益が非課税になるメリットがあります。一方のiDeCoは毎月一定額ずつ掛け金を拠出し、運用していく老後資産づくりができます。①掛け金の全額が所得控除②運用中の運用益が非課税③運用資産の受け取り時は退職所得控除か公的年金等控除の対象──という3つの場面で税制優遇があります。資産形成では、投資対象の分散と積み立て長期投資をするなどの時間分散、それから優遇税制の活用が大事です。節税しつつ、老後資金を準備できるこうした有利な制度を利用しない手はありません。

 ──これらの優遇税制をどう使い分ければいいのですか。

 井戸 両方の特徴を生かして併用するのがいいと思います。例えば、いつでも運用資金を引き出しできるNISAは老後を見据えつつ、教育資金などの短・中期の投資にも使えます。一方のiDeCoは、原則60歳まで資金を引き出せないため、老後の資産づくりとして使い分けてみてはどうでしょうか。好きなときに資金が引き出せるという面では、NISAの方が気軽に始めやすいかもしれません。

 2018年1月からはNISAにも積み立てで運用できる「つみたてNISA」が登場します。特に若いうちからの資産形成には、iDeCoと合わせて積極的に使ってみてほしいです。これを機に家計を見直してみて、できれば月1万円程度からでも始めてみるのもいいですね。無駄遣いをなくしつつ、老後資金を増やす仕組みづくりをするのです。

 ──NISAで運用商品を選ぶ際のコツはありますか。

 井戸 低コストの投資信託やバランス型投資信託を利用し、世界中の様々な国に分散して投資する方法がおすすめです。また、1度に多くの資産を投資してしまわず、投資のタイミングも分散するのが安定的に増やすコツです。この点、積み立てタイプだと、自動的に時間分散ができるので安心ですね。

長期分散投資の考え方・図

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