小野良太郎
1975年生まれ、大分県出身。神奈川衛生専門学校を卒業後、経営コンサルタントになるためビジネススクールに通う。在学中に在宅リハビリマッサージでの起業を決意し、2000年、25歳でサンメディカルを設立。現在在宅事業部が神奈川県内31市区町村で営業、外来事業部が5店舗営業している。コンサルティング事業と診療報酬代行事業は東京・神奈川・静岡で営業している。
http://sunmedical.biz

INTERVIEW

社会に出た当時から、現在の事業プランやビジョンがあったわけではないのですが、「とにかく自分自身で何かをしたい」その強い思いの積み重ねが今日の私の礎になっているのだと思います。直感を信じて決断し、行動し続けてきたからこそ現在の事業展開に結び付いているのだと。現在、体の不自由な方に向けた出張のリハビリマッサージ、リラクゼーションサロンの店舗運営を主力事業に据え、総合的なサービス企業を目指して前進を続けています。

風通しの良い環境づくり

小野良太郎

幼い頃から型にはまるのが嫌いで自由にのびのびと育ちました。自分の直感を信じ、思い立ったらすぐに行動に移すタイプで、様々な経験をしました。経営にも興味を持ちビジネススクールに通って経営コンサルティングを学びました。そして、コンサルティングを学ぶうちに一つのビジネスプランにたどり着き、自分自身で会社をつくろうと決意したのです。会社を設立したのは、その決意から1年後、私が25歳の時でした。

何事も順調だったわけではありません。会社設立前は資金もなく、父に借金を申し出たこともありました。「協力はするがお金の援助はしない」と1円の援助もしてもらえませんでしたが、今振り返ると、あの時に甘えてしまっていれば、15年間も会社を続けることはできなかったでしょう。自分で何とかしなきゃいけないという気持ちの切り替えがあったからこそ、その後の困難を乗り越えることができたのだと思っています。

特に初めは人材集めに苦労しました。最初の2、3年は引き抜きを行いながら次第に事業を拡大していきました。当社はサービスを主軸にした企業であるため、人を大切にする会社でなければいけません。そのため社是に「人は城、人は石垣、人は財産」を掲げ、会社とスタッフがお互い尊重する関係を築き、共に会社の発展に向けて創業精神を発揮できる組織を目指しています。そのための施策の一環として、企業理念をまとめた「サンメディカルイズム」という社内向け冊子を作成し、130人全員が同じ方向に向くための環境を整えるよう心がけています。半年に1回のペースで社内アンケートを行い、各自の休憩時間に関する課題など、細かな社内の問題が私の耳に届くようにもしています。

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真のサービス企業であるために

組織というものは、みんなが黙っているだけでは成り立ちません。経営者である私がさまざまな意見を見聞きしながら、挙がった課題を一つひとつ組織として改善していく仕組みを構築する必要があると思っております。そして、各社員には意見を伝える権利があり、チャンスは平等にあります。数年前より結果に対する責任を明確化し、生え抜きと言えど結果が出なければ降格するようにしました。実際に何人も降格していますが、誰も後ろ向きにならず不屈の精神で頑張ってくれています。その結果、切磋琢磨できる競争意識が保たれ、年齢など関係なく評価される、風通しの良い環境が出来上がりつつあると思っています。

企業理念に基づく社内の環境づくりは、サービスを受けていただく患者様・お客様に対しても必要なことです。社内と同様にお客様向けアンケートを実施し、さらに満足のいくサービスができるように改善する努力を常にしなければいけません。あるアンケートの中で、利き手が不自由な患者様からいただいたお礼の言葉がありました。一生懸命に書いてくださったのでしょう、震えた文字で「ありがとうございます」と記されていました。「よいことをできているんだな」「担当のスタッフは良いサービスをしているんだな」と本当にうれしく思いました。アンケートなどを通じて風通しの良い環境をつくることは、私たちの強みにもなると思っております。

25歳で会社を立ち上げ、経験も知識も社会的常識も足りなかった私が自分のビジョンに近づいていくためには、自分の直感を信じ、自分がまず行動しなければいけないと思っております。だからこそ今でも大切にしていることは、創業精神です。何もなかった当時の創業精神と同じように、真っ白なキャンパスに一から絵を描くような気持ちを持つこと。その気持ちや直感を信じ、自分で決めた道に責任を持つこと。そうした強い志を個人としてだけでなく、組織としても持つことで、お客様に満足を提供できる真のサービス企業になるのだと考えております。

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