個人資産運用の新潮流 世界に対し価値ある投資を実践すべき時代

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金融危機でも証明されたグローバル分散投資の効果 「5つのP」を重視し中長期にわたって資産を保全

■アルカイヤ 柳谷さんがいまおっしゃった「末永く安心して預けていられる」投資こそ、当社の考える良い投資経験につながるものです。良い投資経験を積むためには、自分がコントロールできるものとできないものを区別することが重要です。例えば、相場が上下すること自体はコントロールできません。しかし複数銘柄に分散投資することで、値動きのブレ、つまりリスクをコントロールすることは可能です。実際に、為替ヘッジした高格付けのグローバル債券を8割、残りの2割を為替ヘッジなしのグローバル株式に投資するというポートフォリオで投資を実践していたら、過去20年間では安定的に推移していました。日本では「失われた20年」ともいわれ、海外ではITバブルの崩壊やリーマン・ショックなど大きな金融危機に見舞われた過去20年間においてもです。これがグローバル分散投資の効果であり、私たちの考える良い投資経験なのです。

■柳谷 私もグローバル分散投資は、これからの日本人の資産運用における新潮流だと思います。当社の商品を通じて日本の投資家とディメンショナルとをつなげ、真のグローバル分散投資を提供できたことを光栄に思います。

■アルカイヤ ディメンショナルの名前は、まだまだ日本の個人投資家にはなじみがないかもしれません。当社は運用資産の規模が大きいにもかかわらず、恐らく世界で最も知られていない資産運用会社です。現在、世界で約48兆円の資産を運用しています。81年の設立以来、合併や買収を一切せず、自前の運用だけでここまでの規模を築きました。従業員数は世界で約870名。預かり資産残高を従業員数で割ると、他社に比べて当社がいかに効率性の高い運用を行っているかがわかります。

ディメンショナル・ジャパン・リミテッド 日本における代表者 兼 CEO ジョン・アール・アルカイヤ氏

■柳谷 13年にノーベル経済学賞を受賞した米シカゴ大学のユージン・ファーマ教授の投資理論やモデルをよりどころにするという、科学的なアプローチがディメンショナルの運用の特長です。本社を構える米テキサス州オースティンを視察した際、投資理論やさまざま分析結果を運用に落とし込み、さらに日々フレキシブルに見直すといった一連の投資プロセスを目の当たりにしました。相場を当てに行くのではなく、この投資プロセスの反復によって少しずつリターンを積み上げる方が確実、という考え方に大変共感しました。

■アルカイヤ 当社の取締役も務めるユージン・ファーマ教授の理論とは、簡単に言うと「株式の方が債券よりも期待収益率が高く、小型株の方が大型株よりも高い収益性が見込めて、割安株の方が成長株よりも期待収益率が高い」というもの。この考え方自体は世界中に飛び回っていて、それこそ投資モデルとして利用しようと思えば誰でもできます。しかしそれを現実の投資に当てはめるとなると、やはり容易ではありません。また銘柄選択からポートフォリオの構築まで毎日細かく調整するのも当社の特長です。投資モデルはあくまでもモデルであり、最終的には人の手でポートフォリオを構築し、微調整していくことで期待収益率の高い運用を実現します。過去34年間、四半期ベースでの資金流出は一度もありません。リーマン・ショック後、米国の株式投資信託は軒並み純資産が激減している中で、ディメンショナルの商品は純資産残高が増えています。

あおぞら投信株式会社 代表取締役社長 柳谷俊郎氏

■柳谷 よく資産運用に必要な「5つのP」といいます。具体的には「哲学(Philosophy)」「投資プロセス(Process)」「人材(People)」「ポートフォリオ(Portfolio)」「パフォーマンス(Performance)」の5つです。その中でもやはり「哲学」が最初にあるべきです。貴社を知れば知るほど、そのことを確信します。独自の運用哲学がなければ、中長期にわたって優れたリターンを顧客に提供することはできません。当社は新参の資産運用会社として、哲学をはじめとするこの「5つのP」を重視し、中長期にわたって資産を預けるのにふさわしい存在であり続けたいと思います。

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世代を超えて顧客の人生に向き合う地方銀行
個人資産運用の新しい流れをつくるきっかけに

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Profile

あおぞら投信株式会社 取締役会長 柳谷俊郎氏

1985年日本債券信用銀行(現:あおぞら銀行)入行。国際証券部、ロンドン支店、市場証券部などにおいて内外債券市場業務に長年従事。その後、リテール部門で投資信託の企画・開発に携わる。2014年にあおぞら投信を設立し、代表取締役社長を経て2017年7月より現職。週に1度は学生時代から続けているサッカーを楽しんでいる。

あおぞら投信

ディメンショナル・ジャパン・リミテッド 日本における代表者 兼 CEO ジョン・アール・アルカイヤ氏

2012年11月からDimensional Japan Ltd.のチーフ・エグゼクティブ・オフィサー兼統括責任者。前職はモルガン・スタンレー・アセットマネジメント投信(現モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント)のプレジデント兼チーフ・インベストメント・オフィサー。外国人として初めて日本証券投資顧問業協会の副会長の職を1998年から2000年まで務める。

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