独身

男性

新入社員の男性(20代)

相談内容

無事就職することができ、社会人としてのスタートが切れました。今までは親元を離れての下宿生活だったため、学業とアルバイトに精一杯で将来のことを考えるゆとりがありませんでした。社会人になったのを機に、生命保険や医療保険についても考えたほうがよいでしょうか。

プロフィール

塩田達彦
(22歳)
会社員
手取り:約250万円
貯蓄:ゼロ

現在の保険加入状況

公的医療保険:組合管掌健康保険
私的医療保険:未加入

一度給与明細の中身を見てみましょう。税金とともに健康保険料や厚生年金保険料が引かれています。健康保険は病気やケガの際、3割の自己負担で必要な治療が受けられるというものです。厚生年金は老後の年金だけでなく、死亡保障や障害保障の機能もあります。また、保険料負担がないので見落としがちですが、業務上あるいは通勤途上の災害は労災保険の対象となります。

公的保障以外にも、勤務先から死亡退職金や見舞金、弔慰金が支払われる制度があるかもしれません。このような制度を理解した上で、それでも不足すると思われる部分を保険でカバーするようにしましょう。

扶養している人がいませんから死亡保障は必要なさそうです。でも、塩田さんの教育資金負担でご両親の老後の生活資金が心細くなっているのであれば、万一のときは保険金を残すようにしたほうがよいかもしれません。その場合も、会社からの死亡見舞金やご自身の貯蓄で賄えるのであれば、特に保険加入は不要です。

医療保険は入院したときの保障をするものですから、通院だけで医療費がかかるという事態には備えられません。加入している健康保険組合の医療費の自己負担が1カ月あたりいくらなのかを確認し、どの程度を保険に頼るのかを検討してみましょう。

現在貯蓄がゼロですが、貯蓄は「死亡」とか「入院」といった支払条件のない保険です。とりあえず保険に頼るという選択をするにせよ、万能の保険である貯蓄が増えてくれば保険金を減らすことを念頭においてください。

入社して2年目は住民税が引かれますから、1年目より手取り額が減ると思います。使えるお金は限られていますが、お金のかかることでしょう。必要なときに必要なお金が準備でき、使いたいときに使えるお金を増やすことを優先させるというスタンスで臨みましょう。

具体的な保険プランの提案
財形制度など、給与天引きで貯蓄できる制度があれば利用し、確実に貯蓄を増やせる仕組みを作りましょう。そのような制度がなければ、給料日に合わせて口座から自動的に積立に回すような商品を利用してはどうでしょう。
会社に1年ごとに更新する任意加入のグループ保険があれば、優先的に利用します。なければ割安な共済商品を利用してもよいでしょう。

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