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2017/11/10 更新

第4回 追い込みの時期に成績が下がってしまいました。

追い込みの時期に成績が下がってしまいました。

 これまで調子よく受験勉強を進めてきたのですが、いよいよ入試が近づいてきたタイミングで成績が下がってしまいました。勉強はやっている様子ですが、周囲の子どもたちが伸びてきたのかもしれません。すっかり自信をなくしてしまった我が子には、どのようなほめ言葉も慰めにしかならないようで、毎日ひどく落ち込んでいます。焦りばかりが先走ってしまい、家族の会話さえ少なくなってしまいました。

 長い受験生生活、成績には当然アップダウンがあるはずです。追い込みの時期にさしかかった子どもや親は、ちょっとした動きにも過敏に反応してしまいます。直前の時期に、成績が明らかに下がってしまった際に、親は一体どんな声がけをすればいいのでしょうか。残り時間があまりない状況で、親はどのように子どもを励ますことができるのでしょうか。子どもの気持ちをマイナスからプラスに上げていく。そんな言葉のかけ方について考えていきましょう。

何があっても「大丈夫」と言い続ける

 落ち込んだ時、うまくいかない時こそ家族の役割は重要となります。たとえ明らかに成績が下がってしまったとしても、子どもを支える親御さんには、まずは「大丈夫。ここまでやってきているのだから大丈夫」という姿勢を貫いて頂きたいと思います。子どもは「お母さん(お父さん)は何も分かってないくせに…」と機嫌を悪くするかもしれません。しかし、それは表面的、一時的なこと。誰かが大丈夫と心から思ってくれることが、子どもにとって大きな力になることは間違いないでしょう。

 大丈夫というメッセージを届けるためには、親は本気でそう思わなければいけません。そのためにおすすめしたいのが、今まで子どもが学習してきた教科書やノート、参考書を見てみること。まだあどけなかった子どもの表情を思い出しながら懐かしいノートを開いてみれば、「これだけやってきたのだから大丈夫」と心から思えるのではないでしょうか。

 過去の成績の浮き沈みも思い出してみてください。落ち込むことがあるからこそ、その後に上昇する経験を、お子さんは、きっとたくさんしてきていることでしょう。「あなたにはマイナスをプラスに変える力がある」「少し成績が下がってしまったけれども、必ずこの先、上がるに違いない」。こんな力強いメッセージを、ぜひともお子さんに届けてあげてください。

過去の成功体験にアクセスする

 いいところを発見するには、先に述べた「他の人からの言葉」に加えて、過去の成功体験にアクセスするという手法があります。「うまくいった時は、何があったから、うまくいったと思う?」とか、「落ち込みから脱出するために何をしたのだろう?」など、子どもが過去の成功体験に気づく問いを投げかけて、「できた」経験を思い出させてあげましょう。

 過去を振り返ってみれば、どの子にも必ず成功体験があるはずです。そして、その子なりに失敗を乗り越えた経験もあることでしょう。何があったから、壁を乗り越えることができたのかを思い出すことができれば、きっと今の状況で再現可能なものも見つかるのではないでしょうか。「あの時できたのだから、今回もできるね」と子どもを勇気づけてあげましょう。

 どうしても、子どもの成功体験が見つけられない際には、お父さん、お母さんの成功体験を語るだけでも効果があります。その際には「お父さんにも同様の経験があったんだ。その時はひどく落ち込んだけど、○○○な気持ちになったら、その後、また勉強ができるようになったんだよ」など一般論ではなく、具体的なエピソードを交えて伝えることが大切です。心に届く言葉を選び、子どもが再び前を向いて進めるような環境を整えてください。

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