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2017/9/8 更新

第3回 妻が子どもに怒鳴ってばかりいます。どうしたらいいでしょうか?

子どもの力を信じて関わる

 奥様の心が落ち着き、未来に目が向けられるようになったら、子どもへのアプローチを開始しましょう。子どもに安心感を与え、自信を回復させ、目標に向かって全力で進むためのサポートです。
 もしもお母さんに対する反抗心で子どもの心が固くなっているなら、「一生懸命になりすぎて言葉が強くなってしまったね」と、愛情あってのことであると冷静に伝えます。そして、お父さんもしっかりと見ていることを話し、安心感を与えます。また、子どもの良いところ、がんばっている事実、これまでの成長も伝えてあげましょう。同じテストの結果でも、切り取り方を変えれば褒めるポイントは、たくさんみつかります。
 母親の視点と父親の視点は自ずと異なるものです。お父さんからの言葉には、きっと新しい発見や気付きがあるはずです。社会ではどんなことが起きているのか、この先の人材にはどのような資質が求められるのかなど、子どもの視野が広がる話は受験勉強に対する動機づけにもなるはずです。

 もちろん再び怒鳴ってしまうこともあるでしょう。なかなか子どもが本気にならない場合もあるでしょう。しかし、家族というチームで受験を乗り切るという覚悟を持って、根気よく、丁寧に関わっていくことができれば、必ず状況は良くなっていくはずです。
 中学受験は山あり、谷あり…。途中には様々な難しさがあり、逃げ出したくなることもあるでしょう。しかし、大変な経験だからこそ、子どもはもちろんのこと、親としての成長もあるのです。「中学入試を通して、家族の絆が、さらに強まったね」。この言葉に一番喜ぶのは、小さな身体に大きな負荷をかけ、がんばってきた子どもなのだと思います。

江藤氏
プロフィール
江藤 真規氏(えとう まき)
 教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。 自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。 現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。著書は『勉強が好き!の育て方』(実務教育出版)、『「7つの習慣」で東大脳を育てる』(学研パブリッシング)など多数。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。
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