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2017/7/7 更新

第2回 夏を制するものは受験を制す。夏休みに期待したいと思います。

見過ごしがちな目標達成後の行動

 子どもが動き出すまでは努力するけれども、子どもががんばったことには無反応。こんなことはありませんか。最も大切なのは、行動の後のフォローです。契約を取るまでは頻繁に連絡が来るのに、契約した以降は何の音沙汰もなし…。こんな営業マンでは次に頼もうとは思わないのと同じです。がんばったことに反応なしでは、子どものやる気は持続しません。
 目標を達成した時こそが、親の出番です。「努力したから達成できたね」「勉強のやり方がうまくなってきたから、お母さんがいなくても、ちゃんとできたね」。子どものがんばりにひと言の言葉を添えて、ぜひとも“できた自分”を子どもに認識させてあげてください。自己肯定感の上昇と、親に承認してもらったうれしさが、きっと次なる力となるはずです。

父母は習慣の教師なり。自分の目標もつくってみる

 「家は習慣の学校なり、父母は習慣の教師なり」(福沢諭吉)という言葉があります。教育社会学の領域では、親の日常的な行動が子どもの学力に関係していることが示されています。
 子どものお手本となるためにも、そして子どもの夏休みの学習をより楽しくするためにも、親自身も目標をつくってみてはいかがでしょうか。お互いに達成度を競争し合えば、子どもの競争意識をかき立てる良き競争相手になるかもしれません。子どもの方がうまくできることがあったなら、子どもに優越感を持たせるチャンスとなるでしょう。
 夏休みは親にとっても特別な期間です。子どもと一緒に目標をつくり、なかなか進まない“いつかやろうと思っていること”にチャレンジできれば、日常のイライラ度がきっと軽減されるはずです。

 働く親にとっては、子どもと一緒に過ごす時間は短く限定されたものとなりますが、工夫をこらすことで、その時間の質の向上は実現できます。子どもの横について勉強をみることだけが親のサポートではありません。
 子どもが“自分で目標をつくり達成する習慣”を手にすることができたなら、それは間違いなく中学に入った以降も、そして社会に出た後にも役立つ、自立した人生を歩むための大切な力となることでしょう。

江藤氏
プロフィール
江藤 真規氏(えとう まき)
 教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。 自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。 現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。著書は『勉強が好き!の育て方』(実務教育出版)、『「7つの習慣」で東大脳を育てる』(学研パブリッシング)など多数。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。
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