毎月更新!首都圏14校の最新情報2018年受験版

2017/7/7 更新

第2回 夏を制するものは受験を制す。夏休みに期待したいと思います。

 もうすぐ夏休み。ここまで思うように進まなかった受験勉強を何とか夏休みを機に挽回(ばんかい)してほしいと願っています。ただ、共働きなので、夏休みには子どもが1人で過ごす時間が長くなり、自分でちゃんと学習できるだろうかと不安です。

 親が不安に思ってしまえば、それは子どもにも伝わり、子どものやる気は減退してしまうものです。この子はちゃんとやれるだろうかと、親が考えてしまえば、子どもはやらなくなってしまいがちです。
 親としての不安な気持ちは横に置いて“どのように夏休みを過ごすか”に焦点を当てていきましょう。夏休みを有意義に過ごすためには、夏休みを迎える前、つまり今の時期に何をしておくかが鍵となります。

夏休みに絶対に実行することを決める

 夏休みは40日もあるのだから、きっとたくさん勉強できるに違いない…。夏休みという特別な休みを前に、こんな気持ちになっているご両親は多いのではないでしょうか。
 しかし、今の時点でやる気が出ていない子どもが、休みに入ると同時に突然やる気になるわけがありません。夏休みを特別なものにしたいなら、今から行動を起こしていく必要があるはずです。何をするにも段取りは重要です。
 まずは行き先を見つけること、つまり“夏休みに行うことを決める”ことから始めましょう。行き先も見えない道を、やみくもに進むことはできないからです。
 自分の自由になる時間が多いのが夏休みです。いつもはできないことを含め、何を行うかを一緒に考えて、紙に書き出してみてください。土台づくりに少しの手間をかけることが、夏休みの成果を結果的には確実に大きくすることでしょう。
 考える際に役立つのが、子どもへの問いかけです。「夏休みに絶対に行っておきたいことは?」「8月31日は、どのような気持ちで迎えたい?」「力を入れる科目は?」「富士山で言えば何合目まで登りたい?」。子どもから答えが返ってこなければ、一緒に考えてみるのもいいでしょう。思考の整理を促す質問、具体的な行動を生み出す質問、未来をイメージし、明るく前向きになるような質問がおすすめです。夏休みに実行することが決まれば、親の目がなくても行き先に向かって進んでいくことができるはずです。

達成しやすい目標づくり

 土台の部分が整ったら、次は具体的な目標をつくりましょう。目標があればエネルギーを集中させることができ、そして目標を達成できたという達成感は次なる行動を生み出す原動力となります。
 しかし、目標づくりは意外と難しく、間違ってしまうと自信を失う原因になったり、“目標をつくって終わり”という悪習慣を生み出す原因になってしまいます。達成しやすい目標のつくり方には、ちょっとしたコツが必要です。以下に4つのポイントをご紹介します。

① 自分でコントロールできることを目標にする

 よくありがちなのが、自分の受ける評価を目標にしてしまうこと。「先生から怒られないようにする」では、何をどうやったらいいのかわからず、具体的に動き出すことができません。「学校の宿題は7月中に終える」。これなら行動することができるでしょう。

② 数値化する

 目標に数字を入れると一気に達成しやすい目標となります。「真面目に勉強する」「算数をがんばる」では、どこまでやったらゴールなのかも見えず、達成感が得られません。「毎朝15分、計算問題を解く」など測定可能な時間や量を入れることで達成しやすい目標に置き換わります。

③ 可視化する

 人間とは忘れてしまう生き物です。つくった目標は見える形に整えて、いつでも確認できるようにしておきましょう。目標を確認することで、それが実行できている自分も発見することができるはずです。

④ 小さな目標と大きな目標の両方をつくる

 夏休みという長い期間をかけて達成する目標は大切ですが、遠くの目標に向かって進んでいくには強い精神力が必要です。
 小学生の子どもには、日々達成したことを確認できるような近くの目標も設定し、成長している自分を認識させることが必要です。夏休みを10日ごとに区分けして、区分ごとの目標を立てるもよし。
 大きな目標と小さな目標を行き来しながら進んでいくことができれば、きっと充実した夏となることでしょう。

バックナンバー

ページトップへ