スペシャルセミナー 宝塚歌劇団の元トップスター、登壇
提供:ハースト婦人画報社
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スペシャルセミナー写真スペシャルセミナー写真
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朝夏まなとさんに聞く、魅力的なチームづくりと人を動かすコミュニケーション力

朝夏まなとさん

キャリアデザインを考える女性のための実践的学習講座である「丸の内キャリア塾」のスペシャルセミナー。2018年11月16日に東京で、2019年1月28日に大阪で、全世代のエレガントな女性に愛される雑誌『25ans(ヴァンサンカン)』の協力のもと、宝塚歌劇団元宙組トップスターで、現在は女優として活躍する朝夏まなとさんを迎え、フリーアナウンサーの竹下典子さんの司会で、2部構成のトークショーが開催された。

男役トップスターとして舞台でファンを魅了する一方、花組から組替えし、宙組トップスターとしてチームをけん引。時代を切り拓き、魅力的なチームづくりを進めてきた朝夏さんの、トップとしての姿勢、コミュニケーションの秘訣とは? 2部では花組時代の同期で、花組娘役トップとしても活躍した桜乃彩音さんも登場。同期ならではの思い出話や苦労などを聞いた。

朝夏まなとさん
2002年、宝塚歌劇団に入団。同年4月に『プラハの春』で初舞台後、花組に配属となる。12年宙組に異動、15年には宙組トップスターに就任。長身を生かしたノーブルな男役として、『王家に捧ぐ歌』『神々の土地』などに出演し、人気を博した。17年11月退団。4月にミュージカル『笑う男—永遠の愛—』に出演するなど、精力的に活動している。

トークショー【第1部】共に舞台をつくる仲間として「フランクな存在」を意識

朝夏まなとさん
2002年、宝塚歌劇団に入団。同年4月に『プラハの春』で初舞台後、花組に配属となる。12年宙組に異動、15年には宙組トップスターに就任。長身を生かしたノーブルな男役として、『王家に捧ぐ歌』『神々の土地』などに出演し、人気を博した。17年11月退団。4月にミュージカル『笑う男—永遠の愛—』に出演するなど、精力的に活動している。
竹下さん
宝塚との出会いを教えてください。
朝夏さん
中学生のときに宝塚の全国ツアーを見て、魅了されました。(宝塚音楽学校の)受験のときは、宝塚の街を歩いていることも、校舎に入れたことも歌や芝居の試験も、すべてが楽しくて仕方ありませんでした。
竹下さん
入団10年目に、花組から宙組に組替えされましたが、そのときの心境は?
朝夏さん
花組時代は早くから大役に抜てきいただき、実力をつけることに必死の日々でした。組替えを機に、もっと自由に『朝夏まなと』らしい男役を表現していいと気付きました。より心に届くお芝居ができるようになりたい、クラシカルで、宝塚らしい男役になりたいという思いが強くなりました。一例を挙げると、黒の燕尾服の似合う男役になりたいと考えるようになりました。
竹下さん
2015年2月にトップスターに就任されました。トップに上り詰めるにあたりどのようなことを意識し、トップ就任後は下級生をまとめる立場として、どのように接していましたか。
竹下典子さん
「スター千一夜」(フジテレビ)、「3時にあいましょう」(TBS)などの司会をはじめ、テレビ、ラジオで活躍。現在、演劇関係のトークショーの司会などを担当。
朝夏さん
「常に誰かに見られている」という姿勢で日々の稽古や芝居に臨んできたことで、先輩方が私を引き上げてくださったのだと思います。今でもどんなことがやりたいのか、言葉と態度で、周囲の人に伝えることは大切だと考えています。
トップ就任後はフランクな存在でありたいと考えました。舞台をつくる仲間である80人の組子(同じ組のメンバー)が緊張感で委縮することがないように、率先して声を掛け、顔と名前をできる限り早く覚えました。また、宝塚には5つの組がありますが、私たちの組の個性やコンディションを見極め、こういった演目をやったほうがいいと、公演の製作を手掛ける方々にも、積極的にコミュニケーションを取るようにしていました。
竹下さん
退団を決意されたタイミングと、現在、宝塚時代の経験はどう生かされているのか教えてください。
朝夏さん
「今、とても充実している」と思ったと同時に「もうバトンを渡せる」と思いました。宝塚時代に培った上下関係や礼儀は今でも生かされていますし、舞台をチーム全員でつくり上げていく姿勢も変わりません。幅広い年齢・経験をもつ共演者の方々と仕事をさせていただくのは、とても刺激的です。
対談写真とセミナー参加者
対談写真
セミナー参加者
25ans表紙
桜乃彩音さん
2002年、宝塚歌劇団に入団。06年花組トップ娘役に就任。出演作に『ファントム』『うたかたの恋』『虞美人』などがある。10年5月の退団後は、舞台演劇を中心にテレビドラマなどで活躍している。

トークショー【第2部】どんなに大きな試練も乗り越えた先には得るものがある

桜乃彩音さん写真
2002年、宝塚歌劇団に入団。06年花組トップ娘役に就任。出演作に『ファントム』『うたかたの恋』『虞美人』などがある。10年5月の退団後は、舞台演劇を中心にテレビドラマなどで活躍している。
竹下さん
2人の出会いと印象は?
桜乃さん
受験時からあーちゃん(朝夏さん)はスター性があると話題になっていました。2人とも佐賀と岡山という地方の出身で、初めて会ったときから親近感がわきました(笑い)。
竹下さん
トップ娘役としてのご苦労は?
桜乃さん
苦労というわけではありませんが、男役の方が演技をしやすいようにと意識していました。
朝夏さん
彩音ちゃんは、男役がより良く見えるためには、自分がどういればいいのかを考えてくれる娘役でした。
桜乃さん
恥ずかしいですね(笑い)。もっと上手にできたかもしれないという思いはありますが、信念を持ってやっていたという自信はあります。退団後も自分の役回りを考えるようにしています。これからは、宝塚時代のイメージにないような役もやってみたいと思っていますが、宝塚音楽学校の校訓であり、宝塚歌劇のモットーである「清く正しく美しい」女性であり続けたいという気持ちは常にあります。
桜乃さん登場
桜乃さん登場
朝夏さん
分かります。宝塚で培った、いろいろな意味の「体力」は、今も生きていると思っています。
竹下さん
お互いはどんな存在ですか。
朝夏さん
彩音ちゃんは、いつも私にエネルギーをくれる存在。昔から変わらないやさしさ、女性としての強さにあこがれます。
桜乃さん
あーちゃんは、大切な親友。出会ったころから変わらず、ピュアなまま。そして、本当に弱音を吐かないんです。
朝夏さんと桜乃さん
竹下さん
美の秘訣を教えてください。
桜乃さん
色とりどりの野菜を積極的にいただくようにしています。体が元気だと、心も元気でいられることを実感しています。最近、朝ヨガも始めました。
朝夏さん
温野菜を積極的に取っています。内面が健康であることが、外面も維持できる秘訣だと思います。笑うことも意識しています。
竹下さん
本セミナーに参加された方に、応援メッセージをお願いします。
桜乃さん
自分を変えられるのは自分。私はつらいことがあったときはつらい自分を認め、とことん泣いて落ち込んでから、自分を律するようにしています。自分がどうありたいか、明確にすることも大切だと思います。
朝夏さん
我慢をすることはないと思います。とことん落ち込んでから冷静になった方がいいと私も思います。乗り越えることのできない壁はありません。どんなに大きな試練も、乗り越えた先には必ず得るものがあると信じています。昨日の自分より、今日の自分の少しの変化でもポジティブにとらえることで、楽しく過ごせるのではないでしょうか。これからの人生、一緒に楽しみましょう。
朝夏さんと桜乃さんと竹下さん
25ans表紙
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